第139話釣れないの?

「『かなり』?それって、相当な数じゃない?」

シャーロットは自身のクレーンゲームの腕前を思い返し、少しばかり頭を抱えたくなった。

「ああ、多いな。成功率は九十パーセントってところだが、まだ上達の余地はある」

ジェームズは真顔で自己評価を下したが、シャーロットは少しばかり苛立ちを覚えた。

(九十パーセント?それでまだ上達の余地があるって?これが天才の世界なの?まったく理解できないわ)

「もう疲れた」とだけ言いたかった。

シャーロットはわざとらしく乾いた笑いを二、三度こぼし、あからさまに呆れた態度を示した。

ジェームズはすかさずその反応を察知し、さらに言葉を続けた。

「まあ、コツさ...

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